日本人でもわかる天皇制の耐えられないキモさ

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 みなさん、こんばんは。今日は天皇制について考えてみたいと思います。というのは振りで、いきなり結論に入りますが、天皇制はオウム真理教の100万×N倍(Nは任意の整数自然数【5/6 訂正】)は軽くキモいカルトです。

 これは別に比喩ではありません。「シヴァ大神の化身」である麻原彰晃は、せいぜいケチな「空中浮揚」をするのが関の山でしたが、戦前の天皇は「神」であり、何といっても空から降ってきました。オウムが非信者を「より高位の世界へ意識を移し替え転生させる」ポアは、朝鮮人を「より高位の世界へ意識を移し替え転生させる」という日本の同化政策創【5/6 訂正】氏改名は無理やりホーリーネームを名乗らされるようなもの)と重なりますが、オウムが引き起こした松本サリン事件や坂本弁護士一家殺害事件地下鉄サリン事件による死者数と、(天皇を最高責任者とする)日本の植民地支配・侵略戦争による死者数とは、控え目に見積もっても100万倍以上の開きがあります*1

 そして、何よりオウムは法によって裁かれていますが、天皇制は植民地支配・侵略責任を問われることのないまま、戦後も象徴天皇制として不気味に生き延びています。このことの意味が実感できない人は、とりあえず、地下鉄サリン事件以降も、オウムが裁かれることなく、麻原彰晃が信者の「総意」にもとづいて「象徴尊師」となり、しかもそのことに信者が何の違和感も持っていないという状況のおぞましさを想像してみてください。もちろん今日が「麻原の日」であることもお忘れなく。それに100万×N倍(Nは任意の整数自然数【5/6 訂正】)を掛けたものが、象徴天皇制のおぞましさであり、いまだに天皇制を廃止できずにいる日本人自身の耐えられないキモさです。

 それでは、みなさん、さようなら。

*1:後者が多いです。念のため。