【3/2-7 東京・京都】ガザ専門家サラ・ロイ氏、来日講演集会
イスラエルによるパレスチナ占領の問題、とりわけガザ地区支配について長年専門的に研究を重ねてこられたサラ・ロイ(Sara Roy)さん(ハーバード大学中東研究所上級研究員)が来日し、研究会や市民集会が開催されます(3月2〜7日/東京・京都)。イスラエルのガザ占領・攻撃について、最も話を聞くべき重要な人物の来日で、ひじょうに貴重な機会です。
ロイさんは、占領地ガザ地区についての研究者であるだけでなく、ホロコースト生き残りのユダヤ人を両親にもつという背景もあり、その出自・アイデンティティと、ユダヤ人国家イスラエルの占領体制との関係についても、考察を深めてこられました。
昨日(3月2日)、サラ・ロイさんの講演会に行ってきた。講演内容は、ナブルス通信最新号に掲載された「ホロコーストの記憶と『占領』」+αで、いろいろと考え込まされた。
ナブルス通信最新号:「ホロコーストの記憶と『占領』」
http://0000000000.net/p-navi/info/news/200902242113.htm
特に「ユダヤ人であるということがパレスチナ人の苦しみと絡み合っていることは否定できない」*1という発言には、はっとさせられた。
日本人であるということは、誰の苦しみを代償とするのだろう?その答えはあなたも知っているはずだ。彼女が語っているのは、イスラエル/パレスチナのことだけではない。
とにかく、とてもお勧めなので、まずは日程をチェックしてみてほしい。
パレスチナ情報センター:「ガザ専門家サラ・ロイ氏、来日講演集会3月2〜7日」
http://palestine-heiwa.org/news/200902080007.htm
*1:英語だったので正確な言い回しを覚えていないのだけど、こういう意味の言葉だった。